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【アナリストの眼】クラウディア、13年8月期大幅増益、割安見直しへ
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クラウディア <3607> は、ウェディングドレスの製造販売・レンタルや、結婚式場の運営を展開している。少子高齢化や非婚・晩婚化の流れで国内の婚姻件数の減少傾向が懸念材料だが、ブライダル市場の川中に位置するショップ事業(レンタルと直販)の拡大を推進している。
10月1日、前期(12年8月期)連結業績と今期(13年8月期)見通しを発表した。前期業績は、売上高が前々期(11年8月期)比6.7%増、営業利益が同22.2%減、経常利益が同22.0%減、純利益が同2.5倍だった。結婚式場の新規開業効果などが増収に寄与したが、ホールセール事業とショップ事業でレンタル衣装の耐用年数見直しに伴う一時的利益が一巡し、営業減益だった。純利益については、固定資産売却益や負ののれん発生益が寄与した。
今期見通しについては、売上高が前期比4.3%増の153.4億円、営業利益が同35.5%増の14.7億円、経常利益が同36.2%増の15.1億円、純利益が同3.4%増の9.4億円としている。ホールセール事業での新デザイナーブランド投入、国内ショップ事業でのインショップ出店、式場事業での「ル・センティフォーリア」の通期寄与などで、増収増益の見込みである。
株価の動きを見ると、9月6日に直近安値となる957円まで調整したが、その後は概ね1000円近辺で推移している。決算発表に対する反応は限定的のようだ。10月4日の終値989円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS204円03銭で算出)は4~5倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1499円33銭で算出)は0.6倍台となる。
週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込み、安値圏でのモミ合い展開のようだ。目先的には下値固めが必要だろう。ただし、今期の増収増益見通しに対して評価不足であり、きっかけ次第で反発が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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