【株式評論家の視点】高値更新前に値を固める翻訳センター、中期経営計画評価で有望

2012年10月3日 12:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  翻訳センター <2483> (JQS)は、今年1月31日に17万7500円まで急騰し、結果的にそれが今年の高値。前2012年3月期の史上最高利益、その延長線上での成長性などを先取りしたものであった。

  その後整理局面にあったが、前期の営業利益は前々期比57.7%増と予想通りの大幅増益を確保したものの、今2013年3月期は前期比11,4%増の見通しでスタート。増益率の物足りなさが株価に反映される状況となった。そうした中で8月10日に発表された今期第1四半期決算は営業利益3800万円と前年同期比34.5%減の低調なものとなった。それにも関わらず株価は下げることもなく、ほとんど無反応で応えた。ここらあたりから既に先高への伏線があったと言える。

  その後、翻訳センターの既存事業の好調、9月3日に子会社化したアイ・エス・エスの戦力化などから9月中間決算、通期の業績が上方修正され、見直し人気が加速、9月28日には16万9800円と1月高値17万7500円に後一歩の水準にまで戻してきた。増額修正と同時に第二次中期経営計画が発表された。2015年3月期に営業利益7億円(前期4億4000万円)を見込んでいる。従って株価も改めて成長性を評価する相場に発展することが予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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