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【アナリストの眼】GMOクラウド株価はトレンド好転強める、セキュリティ拡大評価
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GMOクラウド <3788> (東マ)の株価が出直り感を強め、トレンド好転の可能性が高まってきた。ホスティングサービス(サーバ管理)や電子認証サービスなどを主力しており、市場拡大も追い風に好業績見通しが支援材料だろう。
今期(12年12月期)連結業績の会社予想(7月23日修正)は、売上高が前期比5.2%増、営業利益が同31.9%増、経常利益が同26.8%増、純利益が同55.7%増の増収増益見込みである。ホスティングサービス事業で予定していた大口案件の受注が見込めなくなったため売上高を減額修正したが、セキュリティサービス事業の国内外での拡販効果や採算改善などで利益を増額修正している。海外展開を加速させており、8月27日にはシンガポールにホスティングサービスを展開する子会社、ロシアに電子認証サービスを展開する孫会社を設立すると発表している。
株価の動きを見ると、戻り高値にトライしながら下値を切り上げている。9月18日には4万9050円まで戻す場面があり、戻り高値である7月3日と8月22日の4万9800円に接近した。24日の終値4万8050円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5066円38銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1800円で算出)は3%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS3万4444円60銭で算出)は1.3倍台となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートして下値を切り上げ、週足チャートで見ると5月16日の3万9500円をボトムとして下値を切り上げている。上値は5万円近辺で押し戻されているが、長期の抵抗線だった26週移動平均線を突破してトレンド好転の可能性が高まっている。5万円台を回復すれば上昇ピッチが加速しそうだ。指標面に割高感はなく、好業績見通しに加えて、クラウド関連やセキュリティ関連のテーマ性も支援材料だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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