【相場熟者が答える投資相談】アンリツは終値4ケタ乗せ、相場に勢いで持続

2012年9月22日 21:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 アンリツ <6754> を1500円で現物保有しています。見通しは。(千葉県・T)

  【答え】 21日(金)の株価は24円高の1007円と反発し、4ケタ大台に乗せて引けました。場中(ザラバ)では幾度か1000円台をつけていますが、終値としての大台は今年8月9日以来です。強い展開になってきたとみてよいでしょう。

  材料的には、米アップル社製の新しいスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」が日本国内でこの21日に発売されました。世界的には前モデル「アイフォーン 4S」を遥かに凌ぐスピードで予約数を伸ばしているとあって、アンリツの手がける、「LTE端末製造用計測器」やスマホ向け「アプリ開発用計測器」、WiFiモジュール向けなどの「電子部品用計測器」の需要が拡大するとの期待感が高まっています。

  同社は、2015年3月期売上高1100億円、営業利益190億円目標の中期経営計画を掲げています。足元の013年3月期は売上高は945億0200万円(前期比0.9%増)、営業利益は155億円(同10.7%増)と2ケタ増益を達成できる見通しです。さらに、業績上ブレとの見方が有力なだけに、市場の評価は一段と高まると予想されます。

  株価は、3月29日につけた年初来高値1122円から6月4日の年初来安値757円までの調整を挟んで8月1日高値1025円まで上昇。その後、950円を軸にもみ合いとなっていました。ここに来て、下値を切り上げ、上値指向を強めつつあるとみてよいでしょう。

  当面は、1120円どころが上値のフシとして意識されるでしょう。少し、時間をかければ業績とテーマ性からみてフシ抜けから1300円ていどは見込めると思います(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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