【編集長の視点】クレスコに配当取りと下げ過ぎ訂正買い、PERも7倍台の割安

2012年9月13日 11:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  クレスコ <4674> は、23円高の561円と続急伸し、9月6日につけた年初来安値491円からの底上げを鮮明化している。9月相場も中盤に差し掛かり、同社の年間配当22円を見直し、好配当利回り買いが増勢となっており、大きく続伸する今3月期業績から下げ過ぎとして割安修正の値幅効果も期待されている。

  同社の今期業績は、売り上げ190億円(前期比10%増)、経常利益13億5000万円(同14%増)、純利益7億6000万円(同70%増)と続伸が予想されている。ソフトウェア開発で主力の金融向けが順調に推移、流通・その他分野向けでは子会社化したソラン北陸が寄与し、組込型ソフトウェアでは、カーエレクトロニクスや通信ソフト分野が伸びることが要因となる。

  配当は、前期に2度増配して年間22円(前々期実績16円)として、今期も22円配当を継続するが、中間(第2四半期)配当は、前年同期の10円から11円に引き上げ、期末配当は同じく12円から11日に引き下げ平準化する。

  株価は、自己株式取得・消却で年初来高値688円をつけ、その後の前期配当の再増配、前期通期業績の上方修正、今期業績の続伸予想と好材料が続いて600円台の高値で推移したが、今期第1四半期業績が続伸したものの、期初予想の第2四半期累計業績に対して低利益進捗率にとどまったことが響き年初来安値まで調整した。PERは7倍台、PBRは0.7倍と下げ過ぎであり、配当利回りも3.9%と市場平均を上回っており、配当権利取り妙味を示唆、値幅的には年初来高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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