【アナリストの眼】サンコーテクノ、全国で相次ぐメガソーラー事業が追い風

2012年9月4日 09:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  サンコーテクノ <3435> (JQS)は、アンカー(コンクリート用の特殊ネジ・釘類)の大手である。耐震補強工事の増加に加えて、全国で相次いでいるメガソーラー事業が追い風となるだろう。

  8月10日発表の今期(13年3月期)第1四半期(4~6月期)連結業績は、売上高が前年同期比4.7%増の29億43百万円、営業利益が60百万円(前年同期は14百万円の赤字)、経常利益が43百万円(同26百万円の赤字)、純利益が25百万円の赤字(同20百万円の赤字)だった。停滞していた耐震補強工事が増加傾向となり、ファスニング事業で主力の金属系アンカー(あと施工アンカー)が好調だった。増収効果で営業損益も改善した。

  通期については前回(5月15日公表)の会社予想を据え置き、売上高が前期比7.9%増の149億50百万円、営業利益が同13.2%増の6億60百万円、経常利益が同2.8%増の6億円、そして純利益が同22.6%増の3億50百万円の増収増益見込みとしている。耐震補強関連や太陽光発電関連の需要が増加傾向としている。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は低水準だが、工事関連は第4四半期(1~3月期)偏重のため、特にネガティブ材料とはならないだろう。配当も年間35円(期末一括35円)の予想を据え置いた。

  再生可能エネルギー全量買い取り制度が7月にスタートし、全国的にメガソーラー事業に参入する企業が相次いでいる。主力の金属系アンカーは太陽光発電の架台設置用に使用されるため、建築物や高架橋などの耐震補強工事用と合わせて需要増加が期待され、収益拡大の追い風となりそうだ。今期業績の上振れに繋がる可能性もあるだろう。

  株価の動きを見ると、売買高が少なく方向感を掴みにくいが、上値をやや切り下げて足元は概ね1800円近辺で推移している。3日の終値1798円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS172円01銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回りは1%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS3260円88銭で算出)は0.5倍台となる。

  週足チャートで見ると、大勢としては1600円~2000円近辺のボックス展開のようだ。足元は調整局面だが、低PBRや今期好業績見通しを考慮すれば下値不安は小さく、耐震補強関連やメガソーラー関連を材料視して動意付く可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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