関連記事
【アナリストの眼】上方修正のエフティコミ、コストコントロール効果、PER4倍
【今、この銘柄】
ビジネスホン・OA機器やプリンタ消耗品などの販売を主力とするエフティコミュニケーションズ <2763> (JQS)は、7月23日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)および通期見通しの上方修正、8月9日に第1四半期(4~6月期)連結業績を発表している。
第1四半期の売上高は前年同期比0.2%増の108億85百万円、営業利益は同6.9倍の7億62百万円、経常利益は同7.5倍の7億81百万円、純利益は4億28百万円(前年同期は13百万円の赤字)だった。主力の法人事業は同6.0%減収だったが、コストコントロール効果などで営業利益は同3.6倍と大幅改善した。コンシューマ事業は、ストック収益積み上げ戦略の成果などで同28.3%増収となり、営業損益が黒字化した。マーキングサプライ事業は同2.9%増収だったが、営業利益は同33.4%減益だった。
7月23日修正後の通期会社予想は、売上高が前期比1.3%増の450億円、営業利益が同79.7%増の22億円、経常利益が同57.8%増の22億円、純利益が同21.9%増の11億円と大幅増益見込みである。第1四半期の好調に加えて、新規顧客開拓やストック型収益積み上げなどが寄与する模様だ。配当については年間1500円(第2四半期末500円、期末1000円)の予想を据え置いている。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が24.2%、営業利益が34.6%、経常利益が35.5%、純利益が38.9%と高水準であり、再度の上振れ期待が高まる。
なお、一部取引先との間で不適切な取引や会計処理が行われていた件については、7月24日に第三者調査委員会から調査報告書の交付を受け、7月30日に過年度決算を訂正した12年3月期(前期)有価証券報告書を提出した。これに伴い7月31日付で監理銘柄(確認中)の指定を解除された。
株価の動きを見ると、6月29日に年初来安値2万4000円を付けたが、7月23日の上方修正も好感して急反発し、8月23日には4万2800円まで戻す場面があった。足元では概ね4万円近辺で推移している。30日の終値3万9100円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS9987円29銭で算出)は4倍近辺、今期予想配当利回りは3%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS3万9621円35銭で算出)は1倍近辺となる。
週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復して戻り歩調の展開となっている。業績見通しの上方修正、第三者委員会からの調査報告書受領、12年3月期有価証券報告書の提出、そして監理銘柄の解除と好材料が続き安心感につながっただろう。依然として指標面に割安感が強く、再度の業績上振れ期待も考慮すれば、4月19日の年初来高値4万9700円を試す可能性があるだろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【引け後のリリース】アルデプロが債務免除の特別利益を発表し3ケタ回復の余地(2012/08/31)
・【今日のチャートワンポイント:日足】日経平均、双日、神戸製鋼所など(2012/08/30)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
