【銘柄診断】日新電機は悪材料を吸収しきって出直りへ、今期増配も見直し要因に

2012年8月15日 15:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日新電機 <6641> はここ浮揚力を強め、7月5日の戻り高値548円更新へチャレンジの動きとなってきた。特にここへきては売買高の増加が顕著で、戻り待ちの売り物を吸収する勢いが感じられる。

  7月26日に発表された今2013年3月期の第1四半期決算は営業利益が8億7300万円と前年同期比6%ダウンとなった。主力の電力機器事業が国内および中国の電力会社向けが低迷し、売上げが落ち込んだことが響いた。

  ただ、国内およびアジアでの太陽光発電用パワーコンディショナの拡大により新エネルギー・環境事業が伸長するとして、今期の営業利益80億円、前期比4%増の見通しは据え置いた。

  主力の電力機器事業の落ち込みを懸念する空気が強かったが、通期の増益見通しでそうした見方は一掃され、後半の収益アップを積極的に取り込む波動に転換したようだ。

  今期の配当を前期の9円から10円に引き上げることも買い安心感を誘う点である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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