【注目の決算発表】日立化成工業は安値から急反発、業績上方修正でV字回復を鮮明化

2012年7月27日 13:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日立化成工業 <4217> は27日、83円高の1180円と3日ぶりに急反発し、前日ザラ場につけた年初来安値1083円から底上げしている。前日26日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示と同時に、第2四半期・通期業績の上方修正を発表、通期純利益が、V字回復を鮮明化することから割安株買いが再燃している。

  業績修正のうち3月通期業績は、売り上げを期初予想の据え置きとしたが、経常利益、純利益をそれぞれ20億円引き上げ、純利益は、235億円(前期比43%増)と大きく増益転換する。1Qに有形固定資産の減価償却方法を変更したことに伴う利益増に加え、東京電力 <9501> から受け取った福島第1原子力発電所の事故による操業停止期間の逸失利益の補償金を特別利益に計上したことが要因となった。

  株価は、今期業績の増益転換予想でいったん1528円の戻り高値をつけたが、全般相場の急落とともに年初来安値まで大きく調整した。PERは10倍台、PBRは0.8倍と下げ過ぎであり、底上げが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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