世界の主要経済指標(分析と市場の反応)7月19日分

2012年7月20日 12:53

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【7月19日の主要経済指標と市場の反応】

■19日の世界の主要株式市場は概ね上昇、外国為替市場は円高方向

 19日の世界の主要株式市場は概ね上昇した。日本、アジアは前日の欧米株高が安心感につながった。欧州と米国は企業決算を好感して上昇した。外国為替市場は、米追加緩和期待やスペイン問題懸念などで円高方向に傾いた。

≪19日 日本≫

 5月景気動向指数改定値は、先行指数が95.2(速報値の95.9から下方修正)、一致指数が95.8(速報値の95.8から変わらず)、遅行指数が86.5(速報値の86.1から上方修正)となった。

 日本市場は上昇した。前日の欧米株高が安心感につながり、売り込まれていた主力銘柄の買い戻しが優勢だった。ただし為替がやや円高方向に傾いたこともあり、反発力は限定的だった。

≪19日 アジア・オセアニア≫

 主要経済指標はなかったが、前日の欧米株高が安心感につながり、上海、香港などアジアの主要株式市場は上昇した。

≪19日 ユーロ圏≫

 英6月小売売上高指数は前月比で0.1%上昇、前年同月比で1.6%上昇となり、市場予想を大幅に下回った。5月改定値は前月比で1.5%上昇(同1.4%上昇から上方修正)、前年同月比で2.1%上昇(同2.4%上昇から下方修正)だった。

 ユーロ圏5月経常収支は季節調整前で25億ユーロの赤字となった。4月改定値は13億ユーロの黒字(16億ユーロの黒字から下方修正)だった。

 スペイン中期債入札では目標上限を調達したが、需要が前回に比べてやや低調となり、落札利回りが前回入札に比べて大幅に上昇した。一方、フランス中期債入札では落札利回りが大幅に低下した。

 スペイン紙エルバイスは19日、スペイン銀行救済に向けた最大1000億ユーロの資金うち、未使用分はスペイン国債買い入れに振り向けることが可能と報じた。ロイターによると、この報道について欧州委員会は19日、ユーロ圏諸国が合意している最大1000億ユーロのスペイン銀行救済の使途について、債券市場への介入などスペインの銀行の資本増強以外の目的で使用されることはないとの認識を示した。

 なおスペインの銀行救済に関するユーロ圏諸国との合意文書では、1000億ユーロの未使用分については、異なる目的で使用することが可能としているが、そのためにはスペインはユーログループの合意を取り付けなければならない。

 欧州の主要株式市場は上昇した。好調な企業決算を好感した。スペイン中期債入札に対する反応は限定的だった。外国為替市場は、スペイン中期債入札の需要がやや低調だったことを受けてユーロ売りが優勢だった。

≪19日 米国≫

 米新規失業保険申請件数は38.6万件となった。前週改定値の35.2万件(35.0万件から上方修正)に比べて3.4万件増加となり、市場予想以上に増加した。4週移動平均は37.55万件となり、前週時点の37.70万件からやや低下した。

 米6月景気先行指数(コンファレンス・ボード)は95.6となり、前月比0.3%低下して市場予想を下回った。5月改定値は前月比0.4%上昇(同0.3%上昇から上方修正)だった。

 米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数はマイナス12.9となった。6月のマイナス16.6に比べて改善したが、市場予想を下回り、業況判断の分かれ目となるゼロを3カ月連続で割り込んだ。

 米6月中古住宅販売件数は年率換算437万件、前月比5.4%減少で、市場予想を下回った。5月改定値は年率換算462万件(455万件から上方修正)、前月比横ばい(同1.5%減少から上方修正)だった。6月の価格中央値は189.41千ドルで、5月の180.31千ドルに比べて上昇した。格安物件が減少した。

 米国株式市場は上昇した。米IBM、米イーベイ、米クアルコムなど、主要ハイテク関連企業の4~6月期決算を好感した。ただし、市場予想を下回る主要経済指標が相次いだため、景気減速に対する警戒感が上値を抑えて伸び悩んだ。外国為替市場では、米追加緩和期待でドル売り・円買いがやや優勢になった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【特集】プラント関連:世界的に活発な資源・エネルギー開発投資(2012/05/05)
【特集】小売(家電量販店):特需反動減で厳しいが収益改善期待(2012/05/05)
【Media-IRフェア】プリント配線板メーカーの京写(2012/07/20)
【Media-IRフェア】自動車部品主力のアルファ(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事