【株式市場】手控え気分が強いなか金融緩和期待から不動産株などは堅調

2012年7月11日 12:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄28%が高い

  11日前場の東京株式市場は、全般弱もみあい。NY株式の続落、円高基調に加え、中国株も続落の始まりと伝えられたため、機械、海運、電気機器などから軟調になり、中国景気敏感株のコマツ <6301> は6月5日以来の1800円割れとなった。

  半面、本日から明日にかけて日銀の政策決定会合が予定され、金融緩和傾向をアト押しする政策への期待から三井不動産 <8801> などの不動産株は堅調。東証1部の値上がり銘柄数は475銘柄(約28%)だった。

  日経平均は小幅続落。朝方8797円73銭(60円ちょうど安)まで下げたあとは小動きになり、、前引けは8825円19銭(32円54銭安)。

  東証1部の出来高概算は、6億6632万株、売買代金は3951億円。1部上場1678銘柄のうち、値上がり銘柄数は475銘柄、値下がり銘柄数は1006銘柄。

  また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、その他金融、ゴム製品、サービス、不動産、保険、銀行、食料品、など。

  一方、値下がり率上位の業種は、鉱業、海運、石油・石炭、パルプ・紙、水産・農林、電気機器、医薬品、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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