【注目の決算発表】パルは1Q好決算で内需割安株買いに弾みがつき高値更新

2012年7月11日 11:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  パル <2726> は11日、135円高の4020円と3日続伸し、4月26日につけた年初来高値3985円を一気に更新している。前日10日大引け後に今2月期第1四半期(1Q)決算を発表、V字回復して期初予想の今期第2四半期(2Q)累計業績に対して高利益進捗率を示したことに反応して内需割安株買いが増勢となっている。

  1Q業績は、前年同期比16%増収、54%経常増益、4.4倍純益増益と大きく増益転換し、2Q累計業績対比の利益進捗率は、60~69%と目安の50%を上回った。衣料事業で、既存店の活性化策を進め、前期に苦戦した連結子会社のナイスクラップも含めてほとんどの業態で売り上げが伸び、雑貨事業も売り上げを伸ばしたことなどが要因で、純利益は前年同期計上の資産除去債務損失6億1300万円などが一巡してV字回復した。

  今期2Q累計・2月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、45億円(前期比30%増)と連続の過去最高更新を予想している。

  株価は、前期業績の上ぶれ着地・期末配当の再増配を歓迎して900円高し、半値押し水準まで調整して再騰してきた。PERは9倍台と割安であり、2007年8月以来の4000円台での活躍を支援しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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