関連記事
【注目の決算発表】ファミリーマートは1Q純益黒字転換で内需割安株買いが再燃し反発

ファミリーマート<8028>(東1)は9日、55円高の3605円と変わらずを挟んで4営業日ぶりに反発、4月26日につけた年初来高値3660円を視界に捉えている。[写真拡大]
ファミリーマート <8028> は9日、55円高の3605円と変わらずを挟んで4営業日ぶりに反発、4月26日につけた年初来高値3660円を視界に捉えている。前週末6日大引け後に今2月期第1四半期(1Q)決算を発表、純利益が黒字転換したことを評価して内需割安株買いが再燃しており、売り方の買い戻しも交錯している。
1Q業績は、前年同期比3%増収、18%経常増益と続伸し、純利益は48億4400万円(前年同期は12億2300万円の赤字)と水面上に浮上した。期初予想の2Q累計業績対比の利益進捗率は、42~39%と目安の50%は下回った。
国内外で積極的な新規出店政策を継続、国内店舗数が8885店舗、海外が1万1723店舗に拡大、国内では共通ポイントプログラム「Tポイント」の会員数が4000万人を突破、50歳以上の会員のポイントが倍になるサービスを開始し、重点商品のスイーツがヒット、高齢者向け宅配弁当事業を開始したことなどが要因となった。純利益は、前年同期計上の資産除去債務損失が一巡し黒字転換した。
今期2Q累計・2月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、214億円(前期比29%増)と2期ぶりの過去最高更新を見込んでいる。
株価は、今期業績の最高純益更新予想で年初来高値まで買われ300円幅の高値もみ合いを続けてきた。売り長で逆日歩のつく信用好需給もサポートしPER15倍台の割安修正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・J.フロントリテイリングはパルコ株をイオンが保有と伝えられ様子見(2012/07/09)
・ソフトバンクはユーロ安・円高の再燃を受けて見直され切り返す(2012/07/09)
・【特集】クールビズ関連銘柄:盛り上がるクールビズ関連商戦(2012/06/03)
・【特集】ロンドン五輪:関連ビジネス本格化、経済波及効果に期待(2012/06/02)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
