日本マニュファクチャリングサービス:アフターサービス市場に本格参入

2012年7月7日 12:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■6日、カスタマーサービス専用Webサイトを開設

  日本マニュファクチャリングサービス(以下、nms) <2162> (JQS)は6日、カスタマーサービス専用Webサイトを開設し、アフターサービス市場に本格参入することを発表した。

  nmsは既に、同社の工場、他社メーカー工場内で行う集中修理、出張修理を行っている。壊れた要因を解析する為のラボ機能等、ゲーム機、携帯電話からエアコン、PCまで様々な製品の修理にかかわるワンストップサービスを提供している。

  これまでフィールドサービス(出張修理、保守・点検、取付け等)については一部開設していたが、「BtoB」だけでなく「BtoC」まで本格的にアフターサービス事業に参入するため、より多くの人達に知ってもらえるように、今回、カスタマーサービス専用Webサイトを開設した。

■海外メーカーにとって、日本国内での早急のアフターサービス網が必要

  アフターサービス事業を拡大する背景には、国内のメーカーの中には、生産拠点を海外に移転するメーカーが増えているが、一方で、国内消費者へのサービスとして修理業務は必要不可欠なアフターサービスとして残っている。また、海外メーカーにとっては、日本国内で販売する際に気掛かりなのが、故障への対応である、そのため国内での早急のアフターサービス網が必要である。その様な状況を踏まえると、nmsがアフターサービス市場に参入することで、かなりの需要が期待できる。

  また、修理事業は、修理スタッフの教育体制、技術、情報管理体制、経験、コンプライアンス等必要であり、参入障壁が高い事業といえる。そこで同業他社にはない、nmsの修理事業を拡充し他社と差別化を図っていく方針。

■2015年3月期には全国においてフィールドサービスを展開する予定

  サービスエリアについては、今まで東北中心であったが、2013年3月期には東北、関東、中国地方まで拡大していく。そのために、nmsでは今期目標としてサービスパートナーとの業務提携数を30店掲げている。

  また、サービスパートナーには、必要に応じて技術研修、個人情報保護、情報管理等に関する教育、ユーザーコミュニケーション研修、その他資格取得に関してもサポートしていく。なお、2015年3月期には全国においてフィールドサービスを展開する予定。

■家電量販店からの修理受注を獲得し、8月から出張修理を開始する予定

  フィールドサービス分野において、現在メーカー各社の抱える問題として、地域に点在する修理委託先と個別に業務委託契約等をしているため、契約更新の管理、コンプライアンス面で課題を抱えている。そのため、nmsが窓口となってそれらをまとめ、一本化することにより、メーカー各社はその課題を解決することができる。また、nmsが持つ修理スキルの提供、教育・研修を活用することによりサービス品質を高めることになる。

  すでに、nmsはメーカーからエアコン、洗濯機で出張修理の実績がある。今回、家電量販店からの修理受注を獲得し、8月から出張修理を開始する予定。修理対象製品は冷蔵庫、洗濯機、エアコンといった白物家電。今後は、住宅設置家電全般を対象に修理対象製品を拡大していく。

  先述しているように、日本国内で海外メーカー製品の需要が増加しているが、海外メーカーは日本国内におけるアフターサービス網の構築等で課題がある。nmsはそういった海外メーカーのアフターサービス需要も取り込めると見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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