スタートトゥデイは高寄りのあともみ合い、6月月次売上高発表の8社は2勝6敗=浅妻昭治

2012年7月6日 13:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

スタートトゥデイ<3092>(東1)は6日、31円高の1102円と3日ぶりに急反発して始まったあと18円安と反落し、6月12日につけた年初来安値1006円を前にもみ合っている。

スタートトゥデイ<3092>(東1)は6日、31円高の1102円と3日ぶりに急反発して始まったあと18円安と反落し、6月12日につけた年初来安値1006円を前にもみ合っている。[写真拡大]

【浅妻昭治のマーケット・トーク】

  スタートトゥデイ <3092> は6日、31円高の1102円と3日ぶりに急反発して始まったあと18円安と反落し、6月12日につけた年初来安値1006円を前にもみ合っている。前日5日大引け後に今年6月の月次商品取扱高を発表、連続して前年同月を上回ったが、プラス幅が前月5月よりさらに縮小、伸び悩んでおり、再度、年初来安値を前に売り買いが交錯している。

  6月月次商品取扱高は、前年同月比6.4%増の66億9800万円となったが、今3月期に入って4月の25.3%増、5月の15.3%増に比べプラス幅は半減以下となった。

  株価は、前月5月のプラス幅縮小で年初来安値まで突っ込み、その後発表の自己株式取得と増配で1155円までリバウンドしており、再度、年初来安値を試す展開に変わっている。

  前日大引け後に6月月次売上高を発表したのは、同社を含めて8社に上ったが、この8社きょう6日の株価反応度は、全店・既存店売上高の動向により、上昇(勝ち)、下落(負け)がマチマチとなり2勝6敗となっている。具体的にはコード順に、ダイユーエイト <2662> が、16円安の599円と3日続落、カルラ <2789> (JQS)が、3円安の315円、ジェイアイエヌ <3046> (JQS)が、102円高の1515円と急反発、三洋堂ホールディングス <3058> (JQS)が、2円安の905円と小幅続落、薬王堂 <3385> (JQS)が、77円安の1817円と急続落、サニックス <4651> (東1)が、18円安の307円と反落、ヒマラヤ <7514> が、10円高の638円と変わらずを含めて7営日ぶりに反発している。

  株価は、日経平均株価への感応度の高いファーストリテイリング <9983> を持ち出すまでもなく、四半期業績動向に加え、月次売上高動向にも一喜一憂させられることになり、投資判断のスピードアップ化は待ったなしとなる。(執筆者:浅妻昭治 株式評論家・日本インタビュ新聞 編集長)

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