【注目の決算発表】象印マホービンは業績上方修正で連続最高純利益を伸ばし高値肉薄

2012年7月3日 11:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  象印マホービン <7965> (大2)は3日、4円高の294円と5営業日続伸し、2月10日につけた年初来高値297円に肉薄している。前日2日大引け後に今11月期第2四半期(2Q)累計決算の開示に合わせて、11月通期業績の上方修正を発表、連続過去最高純利益更新の更新幅を伸ばすことが、低位値ごろの割安株買いを拡大させている。

  11月通期業績は、期初予想より売り上げを5億円、経常利益を1億円、純利益を3億円それぞれ引き上げ、純利益は、40億円(前期比2.0倍)と前期の過去最高を大きく更新する。

  2Q累計業績が、調理家電製品の炊飯ジャーの内外での好調推移により期初予想を上ぶれて着地、つれて通期業績を上方修正したもので、純利益は、前日に同時発表の厚生年金基金代行部分の返上益33億4800万円が、期初予想を上回って上方修正幅を拡大した。

  株価は、今期純利益の連続最高更新予想で年初から下値を切り上げ年初来高値をつけ高値もみ合いを続けてきた。PER4倍台、PBR0.4倍の割安修正で昨年8月高値310円抜けから2008年5月高値345円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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