ひらまつは高値肉薄、高利益進捗率業績をテコに内需割安株買いが増勢

2012年7月3日 11:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ひらまつ <2764> は3日、900円高の7万9300円と変わらずを挟んで5営業日続伸し、前日ザラ場につけた年初来高値7万9700円に肉薄している。6月18日に発表した今年5月度月次単独業績で、営業利益が、連続して前年同月を上回り、今年5月に上方修正した今9月通期業績に対して高利益進捗率を示したことを評価して内需割安株買いが増勢となっている。

  5月度月次業績は、売上高が、前年同月を3500万円上回って9億8000万円、営業利益が、2700万円オーバーして2億3100万円とそれぞれ連続してプラスとなった。期初から5月度までの累計でも売上高は、前年同期を5億9800万円上回って75億7500万円、営業利益も同じく3億5300万円上回って14億3800万円と続伸し、9月通期対比の営業利益進捗率は、69%と目安の66%を上回った。

  同社は、今年5月に高級レストラントで上げる婚礼件数が増加したことを要因に、今期業績を上方修正、純利益を11億5400万円(前期比35%)として連続過去最高更新の更新幅を拡大したが、期末にかけ業績再上ぶれ期待も高まってくる。

  株価は、この業績増額に第2四半期・期末配当の増配が加わって上ぶれたものの、全般相場の地合い悪化とともに6万9000円まで調整、5月度月次業績開示で出直ってきた。なおPER10倍台の割安修正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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