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【注目の決算発表】ハイデイ日高はもみ合い、1Q営業益が36%増も利益確定売りが交錯
ハイデイ日高 <7611> は2日、寄り付きの2円高から12円安の1288円と売られて反落し、4月2日につけた株式分割権利落ち後高値1311円を前にもみ合いを続けている。前週末6月29日大引け後に発表した今2月期第1四半期(1Q)決算で、営業利益が、今年6月27日の観測報道通りに36%増益と増益転換したが、利益確定売りも交錯している。
1Q業績は、前年同期比15%増収、36%営業増益、35%経常増益、2.1倍純益増益と増益転換し、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績対比の利益進捗率も、52~53%と目安の50%を順調に超えた。
5店舗を新規出店(退店2店舗)して1Q期末店舗数が、300店舗を達成し、この新店舗の寄与に、既存店の売り上げが前年同期の東日本大震災から回復、季節メニュー投入でプラスとなったことも加わったことが要因で、一部食材価格の値上がりも吸収、純利益は、前年同期計上の資産除去債務損失が一巡してV字回復した。
2Q累計・2月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、19億7000万円(前期比21%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。
株価は、2月末割り当ての株式分割(1対1.2)の権利を落し、落ち後安値1145円から全店月次売上高の連続2ケタ増を手掛かりに底上げ、落ち後高値に迫ってきた。目先売り一巡後にPER9倍台の割安修正で権利落ち埋めの1600円台奪回も意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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