【株式市場】ユーロ不透明で日経平均の週足8週続落のなか不動産株は堅調

2012年5月25日 15:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■92年の9週連続安に次ぐ連続安

  25日後場の東京株式市場は、強もみあい。ユーロ安・円高の進行は一服したものの、週末の海外市場での動向に不透明感があり、引き続き様子見気分が拭えなかった。昨日値上がり率1位の日本橋梁 <5912> は朝方を除いて軟調。台湾大手との中国展開を好感したシャープ <6753> も朝方を除いて軟調。半面、三井不動産 <8801> などの不動産株は、米ゴールドマン・サックスが日本の不動産投資を再開と伝えられ、軒並み堅調。欧州大手を買収のJT <2914> も堅調。東証1部の値上がり銘柄数は668銘柄(約40%)だった。

  日経平均は一進一退。後場は8613円(約51円高)を上値に小動きとなり、大引けは8580円39銭(17円01銭高)。8週連続の下落となり、1992年3月初に始まった9週連続安に次ぐ記録と伝えられた。

  東証1部の出来高概算は、15億6272万株、売買代金は5月22日以来の1兆円割れとなり9684億円。1部上場1677銘柄のうち、値上がり銘柄数は668(前引けは551)銘柄、値下がり銘柄数は837(前引けは950)銘柄。

  また、東証33業種別指数で高い業種は14業種(前引けは7業種)となり、値上がり率上位の業種は、食料品、医薬品、ゴム製品、小売り、不動産、電力・ガス、水産・農林、など。

  一方、値下がり率上位の業種は、鉄鋼、非鉄金属、鉱業、海運、ガラス・土石、その他金融、機械、保険、化学、卸売り、証券・商品先物、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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