【注目の決算発表】タカショーは1Q好決算も割安株買いと戻り売りが交錯しもみ合い

2012年5月24日 13:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  タカショー <7590> (JQS)は24日、6円高の380円と反発したあと、変わらずと伸び悩むなどもみ合いが続いている。前日23日大引け後に今1月期第1四半期(1Q)決算を発表、2ケタ増益転換となったことを評価して節電関連の割安株買いが再燃したが、戻り売りも交錯している。

  1Q業績は、前年同期比21%増収、59%経常増益、2.3倍純益増益とV字回復した。プロユース部門では、新設住宅着工数が低水準で推移するなか、家と庭をつなぐ空間となる「ポーチガーデン」シリーズの販売が好調に推移し、ホームユース部門では、原子力発電所の稼働停止で消費者の節電意識が高まり、暑さ対策商品のシェード、よしずなどの日除け商品や木製品の売り上げが順調に伸びたことなどが寄与した。

  第2四半期累計・1月通期業績は期初予想に変更はなく、通期純利益は、4億1800万円(前期比32%増)と増益転換し2期ぶりに過去最高更新を見込んでいる。

  株価は、年初来高値435円から4月2日払い込みで実施した新株式発行・株式売出し(発行価格393円)がボディーブローとなって同安値359円まで調整した。PER8倍台、PBR0.6倍の割安修正だが、なお発行価格が上値の関門として意識される展開が続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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