ウェブクルーは続急落も5期ぶり最高純益をテコに株式分割権利取り妙味

2012年5月24日 11:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ウェブクルー <8767> (東マ)は24日、28円安の922円と続急落している。4月19日につけた年初来高値1065円を前に利益確定売りが増勢となっているが、下値からは5月28日に迫った株式分割の権利付き最終日を前に権利取りを、株式分割と同時に発表した今9月期の再上方修正、5期ぶりの過去最高純利益更新がサポートする展開も想定される。

  株式分割は、投資単位当たりも金額を引き下げ株式の流動性を向上させ、投資家層をさらに拡大することを目的にしており、5月31日割り当てで1株を2株に分割する。

  一方、今9月期業績は、今年2月の上方修正値をさらに引き上げ、純利益は、12億円(前期は600万円の黒字)とV字回復し、2007年9月期の過去最高(4億5800万円)更新の更新幅を拡大する。

  比較サイト事業で保険サービス事業、生活サービス事業、フード事業が順調に推移し、とくに「ズパット自動車保険比較」、「保険スクエアbang!自動車保険」の利用者数が好調に増加、大型ショッピングモールを中心に保険サービス事業でも新規出店が続いていることなどが寄与する。

  株価は、株式分割、業績再上方修正にもかかわらず大型連休明け後の全般相場の急落にツレ安し、年初来高値から832円まで急落し、この急落幅を埋める展開となった。PERは7倍台と割安であり、分割権利取りの仕切り直し妙味を示唆している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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