【注目の決算発表】ソニーフィナンシャルは安値から急反発、純益増益転換で下げ過ぎ訂正買いが再燃

2012年5月21日 11:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ソニーフィナンシャルホールディングス <8729> は21日、44円高の1178円と急反発し、前週末18日ザラ場につけた年初来安値1125円から底上げしている。前週末18日大引け後に3月期決算を発表、前期は、今年5月10日開示の決算速報通りに連続減益率を縮めて着地し、今期は、純利益の増益転換を予想、市場コンセンサスを下回ったが、下げ過ぎ訂正期待の買い物が再燃している。

  前期業績は、前々期比7%増収、2%経常減益、21%純益減益となった。経常収益は、生命保険事業、損害保険事業、銀行業のすべての事業で増加し続伸したが、経常利益は、生命保険事業の減少と損害保険事業、銀行業の各増加が綱引きとなって連続減益となり、純利益は、生命保険事業で価格変動準備金繰入額85億円を特別損失に計上、法人税率引き下げに伴う税金資産取り崩しで法人税等調整額が71億円増加したことなどが響き、連続減益率を広げた。

  今期は、経常収益を前期比3%増と続伸、経常利益を10%減と続落、純利益を12%増と増益転換を予想した。生命保険は、保有契約高の順調な伸びにより保険料等収入の増加を見込んだが、前期計上の有価証券売却益などの利益増加要因がなく経常利益が9%減となり、損害保険事業も、自動車保険を中心に正味収入保険料が増加するが、システム関連費用増加で経常利益が伸び悩み、銀行業の業務拡大に伴う業務粗利益の増加と綱引きするが、経常利益は続落する。純利益は、前期計上の特別損失一巡などから増益転換するが、市場コンセンサスを約15億円下回る。

  株価は、今年2月の前期業績増額で年初来高値1550円まで買われてほぼ往って来いの調整となり、5月10日の決算速報でやや上ぶれたものの、全般相場の急落とともに安値追いとなった。PERは13倍台と下げ過ぎを示唆しており、一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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