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【外国為替市場展望:ドル・円相場】大勢はドル売り・円買い優勢の流れだが小動きの可能性
【外国為替市場フューチャー:5月21日~25日のドル・円相場見通し】
■1ドル=78円台~81円台を想定、日銀金融政策決定会合が当面の焦点
来週(5月21日~25日)のドル・円相場については、概ね1ドル=78円台~81円台のレンジを想定する。
大勢としては、米国の量的緩和策第3弾(QE3)期待や、ユーロ圏債務危機問題に対する警戒感などで、ドル売り・円買い優勢の流れが継続しそうだ。
22日~23日の日銀金融政策決定会合が当面の焦点となり、今回の会合では追加緩和見送りのとの見方が優勢だが、前週後半の円高進行や株式市場下落を受けて、何らかの追加緩和策を出さざるを得ないとの思惑が広がる可能性もあるだろう。23日の日本4月貿易統計とともに、波乱要因となる可能性に注意しておきたい。
ただし、日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が意識される水準であることに加えて、6月1日の米5月雇用統計を控えていることもあり、その後はユーロの動向も睨みながら小動きになる可能性が高いだろう。
ギリシャ問題に関しては、23日のEU首脳会議が焦点となりそうだが、何らかのポジティブな内容は期待薄だろう。ただし前週18日には、ギリシャの最新世論調査で緊縮財政支持の連立与党が過半数を獲得できる見通しとの報道もあっただけに、ユーロ売りが一服する可能性もあるだろう。
前週(5月14日~18日)のドル・円相場は小動きだったが、概ね1ドル=79円00銭近辺~80円50銭近辺のレンジで推移した。週末18日の海外市場で終盤は1ドル=79円00銭近辺だった。
週前半はユーロ売り・ドル買いの流れを受けて、概ね1ドル=79円台後半~80円台前半の狭いレンジで小動きだったが、週後半になるとギリシャ問題や米経済指標の悪化を受けてドル売り・円買いが優勢になり、1ドル=79円00銭近辺に円が上昇した。大勢としてはドル売り・円買い優勢の流れが継続した。
ドル・円相場に関しては、4月27日の日銀金融政策決定会合、5月4日の米4月雇用統計を経て、大勢として米追加緩和期待のドル売り・円買い優勢の流れが継続している。ただし日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が意識される水準だけに、一方的にドル安・円高方向に振れる可能性も小さいだろう。
当面はギリシャ問題やスペイン問題でのユーロ売り・ドル買い、米追加緩和観測でのドル売り・円買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況が続きそうだ。
注目スケジュールとしては、21日の米4月シカゴ連銀全米活動指数、22日のOECD経済見通し、米4月中古住宅販売、22日~23日の日銀金融政策決定会合、23日の日本4月貿易統計、英金融政策委員会(5月9日~10日分)議事録、ユーロ圏3月経常収支、EU首脳会議、米3月住宅価格指数、米4月新築一戸建て住宅販売、24日の独5月IFO業況指数、独1~3月期GDPの詳細、英1~3月期GDP改定値、ユーロ圏5月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、米4月耐久財受注、米4月住宅着工許可件数改定値、米新規失業保険申請件数、25日の独6月消費者信頼感指数、欧州理事会、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、5月29日の米5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、29日~30日のブラジル中銀通貨政策委員会、30日のユーロ圏5月景況感・業況感指数、31日のユーロ圏5月消費者物価指数速報値、アイルランドの新財政協定参加是非を問う国民投票、米5月シカゴ地区購買部協会景気指数、米5月ADP雇用報告、米第1四半期GDP改定値、6月1日の中国5月PMI、米4月個人所得・消費支出、米5月雇用統計、米5月ISM製造業景気指数、4日の日本マネタリーベース、5日の豪中銀理事会、6日のECB理事会(金利発表)と記者会見、7日の英中銀金融政策委員会、14日~15日の日銀金融政策決定会合、17日のギリシャ再選挙などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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