【注目の決算発表】住友ゴムは連続最高純益更新予想も反落

2012年2月15日 15:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  住友ゴム工業 <5110> は15日、6円安の962円と反落した。同社株は、今年2月13日に2011年12月期業績の3回目の上方修正と期末配当の増配を発表し反発したが、14日大引け後にその12月期決算を発表、今期純利益を連続の過去最高更新と予想したことから割安修正買いが増勢となっている。ただ、純利益が、市場コンセンサスを約22億円下回ることが響いて終値はマイナスとなった。

  前期業績は、前々期比12%増収、17%経常増益、32%純益増益と続伸し、純利益は、5期ぶりに過去最高を更新した。タイヤ事業で高付加価値製品の燃費タイヤや冬タイヤの販売が好調に推移し、海外工場の生産能力の増強、グループ挙げての生産性改善、経費節減も加わり好決算につながった。

  今期業績も、増収増益を予想、純利益は、300億円(前期比5%増)と連続の過去最高更新となるが、市場コンセンサスは下回る。

  株価は、昨年8月の前期業績の再上方修正で1000円台を回復して868円安値まで調整、年明け後は冬タイヤの需要期入りで900円台に乗せてきた。PERは8倍台と割安で株不足で逆日歩のつく信用好需給も底流しているが、昨年7月につけた昨年来高値1060円を目指しなおエネルギーの溜め込み場面が続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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