日立、ブレードサーバから新モデルを販売

2012年2月7日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 ここ数年、企業や社会活動で発生するデータが、クラウドコンピューティングの進展や多機能情報端末の急速な普及などを背景に爆発的に増加。データセンターやコンテンツ配信事業者などにおいては、データの大規模化に対応するべく、より高性能かつ大容量のサーバを、省スペース、低消費電力で効率的に設置するニーズが高まっている。また、発生するデータを分析し、得られる情報をビジネスや公共サービスに活用する取り組みがさまざまな分野で拡大しており、その一環として、多数のサーバを並列し、Hadoopなどを活用して大量データを効率的に処理する分散処理システムへの関心が高まっている。

 そのような中、日立製作所は、高集積・省電力のエントリーブレードサーバ「HA8000-bd/BD10」(以下、「HA8000-bd」)の新モデルとして、「HA8000-bd/BD10 X2モデル」を製品化し、2月7日から販売を開始する。

 同モデルはインテル(R) Xeon(R) プロセッサーの採用により処理性能を高め、同プロセッサー搭載のブレードサーバとして業界最高クラスの集積度を実現するとともに、ストレージ容量を従来モデル比で約2.3倍拡張可能としている。またHadoopなどを活用したデータ分散処理のシステム基盤としても適しており、幅広い分野における大量データのビジネスへの利活用を支援するという。

 さらに新モデルにおけるプロセッサー性能とストレージ容量の強化により、Hadoopなどを活用した大量データ分散処理のシステム基盤として、より幅広い分野での活用を可能にしたことから、「HA8000-bd」を用いてHadoopを導入する顧客を対象とした新サービス「インストールサービス for Hadoop」「プラットフォーム設定サービス for Hadoop」の提供を開始。同時に、「HA8000-bd Hadoop Partnership プログラム」を発足し、パートナー各社との共同マーケティングを推進するほか、パートナー各社がHadoop環境で「HA8000-bd」と各社製品を組み合わせた際の動作検証を行えるサービスを提供する。

 同社は今後、「HA8000-bd」を活用したHadoop関連ソリューションのさらなる強化を図り、大量データのビジネスへの利活用を支援するという。

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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