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【注目の決算発表】ソニーは業績再々下方修正・営業赤字転落も織り込み済みで急反発
ソニー <6758> は3日、118円高の1446円まで上げて3日ぶりに急反発し、昨年11月につけた昨年来安値1253円に並ぶ安値水準から底上げをしている。前日2日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算とともに、今期3回目となる業績下方修正を発表、営業利益、税引前純利益が赤字転落し、純利益の赤字幅が悪化するが、2月1日開示の同社新経営体制で事前に観測され株価も続落していたことから、織り込み済みとして下げ過ぎ訂正買いが再燃している。
同社は、四半期決算のたびに今期業績を2回下方修正してきたが、今回は、前回11月の再減額値よりさらに売り上げを1000億円、営業利益を1150億円、税引前純利益を1250億円、純利益を1300億円それぞれ引き下げ、営業利益は、950億円の赤字(前期は1998億2100万円の黒字)と急悪化し、純利益は、2200億円の赤字(同2595億8500万円の赤字)と水面下の推移が続く。
第4四半期の前提為替レートを11月の下期想定の1ドル=75円から77円、1ユーロ=105円から100円に変更し、先進国の事業環境悪化でCPS分野を中心に売り上げが下ぶれ、持分法による投資損失、構造改革費用、液晶テレビ関連資産の減損などが重なったことが要因となる。
株価は、昨年11月の業績再減額で昨年来安値まで300円安し下げ過ぎ訂正で1400円台までリバウンドした。戻り場面ではなお強弱感の対立が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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