SMAP中居正広、約8年ぶりのTBS連続ドラマ『ATARU』主演に決定:一問一答コメント

2012年1月30日 22:29

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 TBSは30日、4月スタートの日曜劇場でSMAPの中居正広が主演のドラマ『ATARU』を放送すると発表した。共演者には北村一輝・栗山千明が決定している。

 中居はとっては2004年に放送された大ヒットドラマ『砂の器』以来、約8年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる。『砂の器』では天才ピアニスト役という難しい役を演じ、役者としても評価を受けた中居だが、今回演じるのは、自閉症や知的障がいを持った人のうち、特定の分野に限って高い才能を発揮するサヴァン症候群で特殊な能力を持ったナゾの男・アタル。再び難役に挑戦する事となった。

 今回の物語は、主人公・アタルが特殊な能力で、警察も気づかなかった犯罪事件に関する微細な証拠を発見・観察・洞察・推理し、事件解決につながる「単語」を次から次へと発することで進んでいく。「単語」の羅列を鍵に、迷宮入りしかけた難事件を毎回解決していくというストーリー展開で、「単語」の意味するものは何かを視聴者も共に推理していく仕掛けになっている。

 アタルは常に人の思考の何十手も先を行くが、コミュニケーション能力に問題を抱えるため、彼の発する言葉は難解で、理解不能の行動も取り、時にパニックを起こす。ちなみに好物は「トマトケチャップ」と「ハニーマスタード」だという。彼はその特異な頭脳であらゆる事件の犯人、事故の原因につながる「キーワード」を不規則に発していく。彼が投げたパズルのピースを組み立てていくのが栗山千明が演じる元刑事・蛯名舞子の役目だが、舞子は事件現場の経験が浅く素人に近いため、北村一輝演じる昔の上司刑事・沢俊一にヒントをもらいながら「キーワード」を解いていく。奇妙な連携をとるようになったアタルと舞子・沢の3人は、毎回事件に立ち向かっていく事になる。

 また、物語が進むにつれアタルの置かれた悲しい過去が明らかになっていく。なぜ彼は犯罪現場に向かってしまうのか、そして犯罪を解き明かそうとする積極的姿勢にも関わらず事件の全容が見えた瞬間、被害者の苦しみや、加害者の苦悩を一身に引き受けるかのように、アタルが苦しみ悲しむのはなぜなのか…。アタルにとっての本当の幸せとは何かを皆が考え、悲しみから救い幸福へ導こうとする愛と感動のヒューマンドラマへと紡がれていく。

 以下はTBSが公開した主演・中居正広のコメント。

■■約8年ぶりのTBS連続ドラマ出演となりますが、今回の出演に対する意気込みをお聞かせ下さい。
TBSは8年間もどうしてたんだという思いでずっと待っていました(笑)

■■台本を読まれた感想や、今回の作品に対する印象は如何でしたか?
台本は間違いなく面白いです。「本がおもしろい!」の一言につきます。ドキュメントみたいなドラマだと思いましたし、自分が面白いと思える台本に出会えるのは、役者冥利につきますね。何より今は、続きの台本が来て読むのが楽しみで仕方ありません。毎回起きる事件を解決していくと同時に、主人公の生い立ちなどの謎がどう解き明かされていくのか、視聴者の皆さんと一緒に自分も謎解きしていければと思っています。

■■アタルを演じるにあたっての役作りや、心がけようと思っている事はありますか?
役作りに関しては監督にお任せします。一日も早く監督が思い描いているものを理解して演じたいです。それから、アタルと同じサヴァン症候群の役をダスティン・ホフマンが演じた映画「レインマン」は当時も見ましたが、もう一度彼の演技にも注目して見てみようと思っています。非常に難しい役なので撮影は本当に大変だとは思いますが、しっかり演じていきたいと思っています。

■今回のドラマ出演で楽しみにしている事・心配な事などあればお聞かせ下さい。
本当に久しぶりのTBSのドラマなので、早くカンが戻るといいです。(笑)北村さんや栗山さんとの共演もすごく楽しみですし、TBSの緑山スタジオに8年ぶりに行くのも楽しみ。僕の場合、役者の仕事はバラエティや音楽活動と違って、とにかく求められているものに答える、それにつきるので、このドラマで中居正広の新たな一面も引き出せていければなと思っています。

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