【注目の決算発表】アドテストは3月通期業績の赤字転落と期末増配が綱引きし急反発

2012年1月30日 12:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  アドバンテスト <6857> は30日、93円高の820円まで上げて3営業日ぶりに急反発している。前週末27日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算とともに、初開示した3月通期業績の赤字転落、期末配当の増配と好悪両材料を発表したが、3Qの3カ月分の赤字が、すでに観測報道された落ち込み幅にとどまり、通期赤字幅も市場コンセンサスを下回ったことから、増配をポジティブに評価して下げ過ぎ訂正買いが再燃している。

  3Q業績は、売り上げが前年同期比22%増と続伸したが、営業利益が53億2300万円の赤字(前年同期は59億5300万円黒赤字)、税引前純利益が80億8900万円の赤字(同51億3500万円の黒字)、純利益が77億3200万円の赤字(同32億7100万円の黒字)と落ち込んだ。

  デジタル機器の需要沈滞で半導体メーカーが減産や在庫調整を進めるとともに新規設備投資を慎重化、受注高は21%増と続伸し連続増収となったものの、昨年7月のベリジー社の統合費用74億円を計上したことなども重なり赤字転落した。

  初開示した3月通期業績は、営業利益を10億円(前期比83%減)、純利益を10億円の赤字(前期は31億6300万円の黒字)と悪化を見込んだが、営業利益は3Q3カ月の赤字から63億円強の黒字転換の計算となり、純利益の赤字幅も、市場コンセンサスより約39億円改善する。未定としていた期末配当は、ベリジー社統合による業容拡大を踏まえて10円とし、年間15円(前期実績10円)に増配する。

  株価は、今年1月6日に突っ込んだ上場来安値671円から米インテル社の好決算に連動して780円まで底上げ、3Qの赤字継続観測報道でやや下ぶれた。下げ過ぎ訂正をサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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