【チャート・ワンコメント】関西ペイントに人気波及の気配漂う、モミ合い十分

2011年12月5日 17:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■チャート・ワンコメント(日足)

  関西ペイント <4613> の5日(月)終値は9円安の726円、安値は11円安の724円まであった。日足チャートは、3月に安値590円をつけた後は長期にわたって700円を挟んだモミ合いが続いている。

  とくに、最近は700円を大きく割り込む場面は少なくなり、動兆の気配が漂っている。ただ、当面の上値は9月30日につけた753円と、10月31日の762円がフシとなっている。

  今3月期の業績は、前期比13.9%増収に対し、営業利益は5.2%減益、1株利益52.7円の見通し。配当は年10円の予定。大手証券筋では今期の1株利益を56.9円と予想している。PERは会社予想1株利益ベースで13.7倍、大手証券予想ベースで12.7倍。割高感はないものの、今期が営業減益のため上値は追い難い。

  ただ、人気性があり空売り残が多いため、現在の仕手系株人気が波及すれば750円どころのフシ抜けから800円へ突っかけることも予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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