【株式市場】売買代金12日ぶり1兆円台を回復しオリンパス反発

2011年11月30日 15:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は41%が高い

  30日後場の東京株式市場は、全般ジリジリ持ち直す展開。月末売買日のため、平均株価・株価指数ベースでドレッシング(お化粧買い)が入るといった期待があり、円相場も小動きのため、自動車、精密機器、家電株などに値を戻す銘柄が増えた。

  S&P(スタンダード・アンド・プアーズ、米国)が格付け見通しを「ネガティブ」(弱含み)に変更とされた三井住友フィナンシャルグループ <8316> も持ち直し1.0%安の2089円(22円高)。また、オリンパス <7733> は、四半期報告書の提出について、14時前に一部報道の遅延観測を否定し予定通りと発表したことを受けて一段持ち直し、2.2%高の1025円(22円高)と反発。東証1部の値上がり銘柄数は689銘柄(約41%)だった。

  日経平均は小反落。後場は次第に持ち直し、8435円34銭(42円48銭安)まで戻したあとも底堅く、終値は8434円61銭(43円21銭安)。

  東証1部の出来高概算は、17億6243万株、売買代金は1兆629億円となり、昨日までの11日連続「1兆円」割れを脱出。1部上場1666銘柄のうち、値上がり銘柄数は689(前引けは502)銘柄、値下がり銘柄数は833(前引けは970)銘柄。

  また、東証33業種別指数は16業種(前引けは9業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、食料品、空運、証券・商品先物、ゴム製品、パルプ・紙、医薬品、陸運、石油・石炭、小売り、水産・農林、など。

  一方、値下がり上位は、海運、ガラス・土石、機械、保険、銀行、電気機器、非鉄金属、精密機器、その他製品、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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