【チャート・ワンコメント】ＪＰホールディングスは食材の自主検査で保護者に信頼

■チャート・ワンコメント（日足）

　　保育所運営の最大手ＪＰホールディングス <2749> の２５日（金）株価は１７円安の６８０円まで下げて６９６円と引き戻している。日足チャートは、今年５月２７日に株式２分割の権利を落とし、その後の高値は７６５円（６月６日）、安値６６０円（１１月１１日）。全体相場の下げもあって、やや安値に近い位置にある。

　　業績は好調。保育所運営は１０４ヶ所、学童施設は４０。去る、１１月１８日より、これらの全保育所、施設において使用する食材（毎日１０種類）について「放射能検査」を自主的に実施。内部被ばくを心配する保護者の不安解消に応えている。測定器はドイツ・ベルトールド社製を使用。

　　こうした配慮も同社の競争力アップとなっている。今期（２０１２年３月期）は、前期比２９．８％増収、営業利益３６．９％増益、１株利益４０．９円の見通し。配当は年１３円の予定。

　　ＰＥＲでの割高感はない。全般相場の低調もあって、しばらくは下値を固める動きだろう。下値を仕込んで出番に備えるがよいだろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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