【今日の言葉】『時価総額がGDPの半分に』=東証1部「時価総額」は今年最低

2011年11月17日 10:10

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『時価総額がGDPの半分に』=16日(水)の東証1部「時価総額」は252兆7359億円と今年最低に落ち込んだ。前日の場中では、NHKニュースでは249兆円と250兆円割れが報じられていた。2009年3月以来の水準。時価総額は「上場株数」×「株価」で算出される。増資する企業は少ないため、上場株数が増えているとは考え難く、株価の下げが時価総額減少の主因といえる。

  このところの、東京電力 <9501> 、オリンパス <7733> 、大王製紙 <3880> の株価暴落、さらに、ヨーロッパの金融不安などによる金融株等の下げが響いている。国の経済力を現すGDP(国内総生産)と対比され、GDPと時価総額はほぼ同規模が自然な姿とされる。現在のGDP約500兆円に対し今の時価総額はほぼ半分。このようなマーケットの危機的状況では、かつての自民党政権時代ならPKO(プライス・キーピング・オペレーション)などの株式マーケットに目を向けた政策もあった。このあたりにも政策の違いが現れている。このままでは、「株式マーケットは死んでしまう」。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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