「火災」の東ソーが下げる、シコリ多く3月安値切る可能性強まる

2011年11月14日 09:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  「火災事故」の東ソー <4042> は、16円安の213円と前週末の2円高から反落。13日(日)午後、同社山口県周南市の「南陽事業所」第二塩ビモノマー製造設備において火災が発生。「塩化水素ガスが放出されたものとみられるが、製造設備付近の検知濃度は微量。従業員1名が不明。物的被害は確認中」ということだ。

  塩化水素ガスが放出されたということで、このところ敏感となっている放射能問題を連想させた。もちろん、両者を単純比較できるものではないものの、明るい材料ではない。とくに、信用買残も多いだけに、今後、戻りが鈍いようだと見切り売りにつながる可能性はある。

  夏場7月に全般安に逆行する形で年初来高値354円と買われていたため現物でのシコリ感もある。年初来安値202円(3月15日)を下回る可能性も否定できない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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