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【今日の言葉】『オリンパスの飛ばし』損失を移し変える手法で隠し続けてきた
『オリンパスの飛ばし』=株式投資等に関心のない人なら、『飛ばし』と聞けば、若い主婦なら、子供に「痛いの痛いの飛んでいけ」とやさしく話しかける言葉と思うでしょうし、ゴルフ好きの人なら「飛ばしや石川遼プロ」を思い描くことでしょう。その「飛ばし」なるものをオリンパス <7733> がやっていたということで10月13日の株価2526円が11月9日には584円まで1ヶ月も経たない間に約8割もの大暴落。
これまで、20年もの間、会社(オリンパス)が株式投資で失敗した損失を別の会社等に損失を移し変える手法(損失の飛ばし)で隠し続けてきた。簡単に言えば、ウソの決算書が株主や投資家に示されてきた。それを信じ、たとえば2008年3月期に1株利益が214.4円と優秀ということで、当時5320円の高値(2007年10月)で買った投資家はたまったものではない。
当時の数字がウソだったわけだから裁判に持ち込んで返して欲しいという人も出るのではないか。個人の自己責任は企業の公表される決算書が正しいという前提に立っている。かつて、「飛ばし」の問題で山一證券が破綻したほど大きい問題なのである。外国では、日本の歴史ある企業には似たところが他にもあるのではないかと疑いの目で見始めている。外国人投資家の日本株買いはしばらく期待できそうにない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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