【銘柄診断】ぐるなびは競争激化で成長性が後退、株価の割高訂正高の動き継続

2011年11月4日 18:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ぐるなび <2440> はもみ合い場面に入っている。震災日の3月11日に1279円の年初来高値を示現していたこともあって、震災後の3月15には840円まで短期急落を強いられた。3月末に向けリバウンドの動きも見られたが、基調的には売り物が先行する流れとなり、6月13日には766円と年初来安値に売り込まれた。その後8月9日の782円へのダメ押しを入れ、そこから若干戻った水準でのもみ合い。

  東日本大震災の影響で「ぐるなび」の新規受注や解約の状況が厳しく9月末の有料加盟店舗総数は4万8184店と、前年同月末比2026店減少。

  今2012年3月期9月中間決算は営業利益13億4700万円、前年同期比22%減と苦戦した。基本的に厳しい状況が続く見通しにあり、今3月期通期でも32億1800万円と前期比4.5%減少にとどまる模様。

  外食産業が低迷状態にあるうえ、ネット上の情報収集が多様化している。成長見通しが喪失される中でPER13倍は決して割安な水準ではない。もみ合い継続が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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