【銘柄診断】メルコホールディングスはスマートフォン需要を取り込み大幅増額

2011年10月31日 19:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  メルコホールディングス <6676> は震災後ほとんどいいところがなく、底値ゾーンでの展開にとどまっている。今2012年3月期は営業利益67億円(前3月期107億4300万円)の慎重見通しでスタートした。それが株価の重石になり、手がかり材料がないまま、もみ合いに終始する展開であったと言える。

  パソコンのメモリ初期搭載容量の大容量化によりメモリモジュールの追加購入需要が低迷、メモリ製品部門は伸び悩んでいる。しかしスマートフォンや地上デジタルテレビなどのデジタル家電機器での無線LAN需要が増大するなか、スマートフォンのWi-Fi通信に便利なWi-Fiアダプターを発売する等、スマートフォン市場への対応に注力。今2012年3月期9月中間決算は当初の営業利益23億円の予想が40億200万円(前年同期47億5600万円)に修正された。

  今3月期通期の見通しについても中間決算の修正額17億円をそのまま従来見通しに上乗せし、営業利益は期初の67億円を84億円とした。当然第一弾の増額で、今後再増額を迫られることになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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