【銘柄診断】免疫生物研究所は好材料の織り込みは一巡、業績ウオッチの展開に

2011年10月30日 15:11

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  免疫生物研究所 <4570> は6月7日に年初来高値9750円まで買い進まれた。前2011年3月期後半に営業利益の黒字化を達成し、昨年10月22日に公表した中期経営計画を1年前倒しで達成できる見通しになったと発表したことが手掛かり材料に。特に従来の主力商品であった実験動物販売が昨年9月30日で終了、売上げ急減の中での収益好転が評価されたものと思われる。

  米社の心疾患診断キット販売開始、トランスジェニック社との共同研究契約締結、米社とのガレクチンー3モノクローナル抗体の新契約締結と相次いで材料が表面化したことも株価をフォローした。ここへきても「細胞株セルブロックアレイ」の販売開始、米社とのライセンス計画締結と好材料が相次いでいる。

  中期計画では今2012年3月期の営業利益1000万円(前期6400万円の損失)が2014年3月期に2億4000万円の確保が想定されている。株価的には先行きの大幅好転をひとまず織り込んだパターン。そうした想定路線を着実に歩むことができるかどうか、ウオッチしていくことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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