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【株式市場・この1週間】日経平均の28日終値9050円47銭、9月1日以来の高値水準に
■株式市況を振り返って(10月24日~28日の株式市場の動き)
24日は、日経平均株価が前週末比165円09銭(1.90%)高で3営業日ぶり大幅反発、TOPIXが前週末比11.23ポイント(1.51%)高で3営業日ぶり大幅反発した。前週末21日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比267ドル01セント(2.31%)高と大幅続伸した。終値は1万1808ドル79セントで8月3日(1万1896ドル44セント)以来の高値水準に回復した。S&P500株価指数も続伸し、ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発した。米マクドナルドや米ハネウエル・インターナショナルなど主要企業の7~9月期決算を好感した。23日と26日のEU・ユーロ圏首脳会議で、ユーロ圏の債務危機拡大阻止に向けた取り組みが前進するとの期待感も相場押し上げ要因となった。この流れを受けて日経平均株価は前週末比86円03銭高と買い先行でスタートした。前週末の海外市場のドル・円相場で1ドル=75円78銭に円が上昇して戦後最高値を付けたことの影響は限定的だった。買い一巡後はモミ合う展開だったが、午後に入ると上昇幅を広げ、この日の高値圏で取引を終了した。英HSBCが発表した中国10月製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.1となり、4カ月ぶりに50を上回ったことを好感して中国株式市場が上昇したことなどが安心感につながった。9月の貿易収支が2カ月ぶりの黒字となったが、市場の反応は限定的だった。東証1部市場の値上がり銘柄数は1283(全体の77%)だった。売買代金は8451億円と6営業日連続で9000億円を割り込んだ。セクター別に見ると、ゴム、窯業、機械、電機など景気敏感関連が総じて買い戻された。
25日は、日経平均株価が前日比81円67銭(0.92%)安で反落、TOPIXが前日比7.74ポイント(1.02%)安で反落した。前日24日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比104ドル83セント(0.89%)高と3営業日続伸した。終値は1万1913ドル62セントで8月1日(1万2132ドル49セント)以来、約3カ月ぶりの高値水準だった。S&P500株価指数は3営業日続伸し、ナスダック総合株価指数は続伸した。米キャタピラーの7~9月期決算が市場予想を大幅に上回ったこと、大型M&A案件の報道が相次いだこと、英HSBCが発表した中国10月製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善したことなどを好感した。この流れを受けて日経平均株価は前日比22円45銭高と買い先行でスタートした。しかし積極的な買いは続かず、取引開始後まもなく前日比マイナス圏に転じた。外国為替市場のドル・円相場で円が高止まりしていることや、タイの洪水被害で現地に進出している日本企業の業績への悪影響も弱材料視された。さらに午後に入ると、決算を発表したファナック(6954)の株価が下落したこともマインドを悪化させた。大引けにかけては株価指数先物取引が主導する形で下落幅を広げ、この日の安値圏で取引を終了した。日経平均株価の日中値幅は114円99銭となり、13営業日ぶりに100円を超えた。東証1部市場の値下がり銘柄数は1188(全体の71%)だった。売買代金は9574億円に増加したが、7営業日連続で1兆円を割り込んだ。セクター別には、景気敏感関連を中心に幅広く下落した。
26日は、日経平均株価が前日比13円84銭(0.16%)安で小幅に続落、TOPIXが前日比1.22ポイント(0.16%)安で小幅に続落した。前日25日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比207ドル00セント(1.74%)安と4営業日ぶりに大幅反落し、S&P500株価指数も4営業日ぶりに大幅反落、ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに大幅反落した。メルケル独首相がECB(欧州中央銀行)による国債買い支え継続案に反対の方針を示したため、債務危機問題解決に向けた不透明感が強まった。米8月S&Pケース・シラー住宅価格指数は前年比マイナス3.80%、米10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)は39.8で09年3月以来の低水準となり、いずれも市場予想を下回ったことが嫌気された。米スリーエムが利益見通しを下方修正したことも警戒感につながった。この流れを受けて日経平均株価は前日比88円46銭安と売り先行でスタートし、寄り付き直後に前日比119円75銭安まで下落する場面もあった。前日の海外市場のドル・円相場で1ドル=75円73銭まで円が上昇して戦後最高値を更新したことも嫌気された。しかし売り一巡後は下げ渋り、株価指数先物取引が主導する形で徐々に下落幅を縮小する展開となった。午後に入ると下落幅をさらに縮小し、大引け前には前日比プラス圏に転じる場面もあった。中国・上海株式市場が金融緩和観測で上昇したことなどが安心感につながった。東証1部市場の値下がり銘柄数は884(全体の53%)だった。売買代金は9221億円にとどまり、8営業日連続で1兆円を割り込んだ。セクター別には、機械や電機などの一角が堅調だったが、全体として物色方向の定まらない展開だった。
27日は、日経平均株価が前日比178円07銭(2.04%)高で3営業日ぶりに大幅反発、TOPIXが前日比16.31ポイント(2.18%)高で3営業日ぶりに大幅反発した。前日26日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比162ドル42セント(1.39%)高と大幅反発し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も大幅反発した。米9月新築住宅販売件数が前月比5.7%増となり市場予想を上回ったことや、米9月耐久財受注が前月比0.8%減少したが非国防資本財受注(航空機を除く)が同2.4%増加したことを好感した。米ボーイングの好決算も相場押し上げ要因となった。EU首脳会議で、EFSF(欧州金融安定基金)の規模を4倍に拡大することや、銀行の自己資本比率を9%に引き上げることに合意したため、包括戦略がまとまるとの期待感が高まった。この流れを受けて日経平均株価は前日比30円93銭高と小幅に買い先行でスタートしたが、ユーロ圏首脳会議や日銀金融政策決定会合の結果待ちとして様子見ムードを強め、午前は小高い水準でモミ合う展開となり、前日比マイナス圏に転じる場面もあった。前日の海外市場のドル・円相場で1ドル=75円71銭まで円が上昇して戦後最高値を更新したことや、タイの洪水被害で生産停止した日本企業の業績に与える悪影響も弱材料視された。しかし午後に入ると株価指数先物取引が主導する形で上昇幅を広げ、この日の高値引けとなった。ユーロ圏首脳会議で、ギリシャ債務減免に関して民間銀行の負担割合を50%とし、EFSFの規模を1兆ユーロに拡大することに合意したため、安心感が広がった。日銀金融政策決定会合では、資産買入等の基金を50兆円から55兆円に増額する追加緩和策を決定したが、ほぼ想定どおりの内容として反応は限定的だった。日経平均株価は終値で9月2日(8950円74銭)以来となる8900円台を回復した。東証1部市場の値上がり銘柄数は1283(全体の77%)だった。売買代金は1兆1179億円で14日以来9営業日ぶりに1兆円の大台を超えた。セクター別には、景気敏感関連を中心に買い戻され、特に非鉄金属、総合商社、海運、銀行・証券・保険などの上昇が目立った。
28日は、日経平均株価が前日比123円93銭(1.39%)高で大幅に続伸、TOPIXが前日比8.64ポイント(1.13%)高で大幅に続伸した。前日27日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比339ドル51セント(2.86%)高と大幅続伸し、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数も大幅続伸した。26日のEU・ユーロ圏首脳会議でユーロ圏債務危機に対する包括戦略を合意したことで警戒感が後退した。米第3四半期(7~9月期)実質GDP(国内総生産)が前期比2.5%増となり、前期の1.3%増を上回ったことで景気に対する安心感も広がった。新規失業保険申請件数は40万2000件で前週比2000件減少したが、反応は限定的だった。この流れを受けて日経平均株価は前日比132円50銭高と大幅な買い先行でスタートし、寄り付き段階で9000円台を回復した。しかし寄り付きの買い一巡後は伸び悩む展開となった。タイの大洪水による企業業績への悪影響に加えて、前日の海外市場のドル・円相場で1ドル=75円67銭まで円が上昇し、3営業日連続で戦後最高値を更新したことなどが警戒感につながった。午後に入ると週末要因で手仕舞いムードも強まり、上昇幅を前日比76円55銭高まで縮小する場面があったが、アジアの主要株式市場の上昇が安心感につながり、大引けにかけて持ち直した。終値は9050円47銭で9月1日(9060円80銭)以来となる9000円台を回復した。東証1部市場の値上がり銘柄数は933(全体の56%)だった。売買代金は1兆4934億円に増加した。セクター別には、好業績銘柄への物色を中心に景気敏感関連が買われたが、ディフェンシブ関連がやや軟調だった。
28日の米国株式市場ではダウ工業株30種平均株価が前日比22ドル56セント(0.18%)高と小幅に3営業日続伸した。終値は1万2231ドル11セントで7月28日(1万2240ドル11セント)以来3カ月ぶりの高値水準に回復した。S&P500株価指数も小幅に3営業日続伸した。ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに小幅反落した。前日までの大幅上昇で利益確定売りが出やすい状況だったが、米9月個人消費支出が前月比0.6%増となったことや、米10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が速報段階から上方修正されたことを好感し、米メルクや米シェブロンの決算も相場を支える要因となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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