【銘柄診断】不動テトラは復興需要増に期待大きい、１１月１１日の決算に注目

　　不動テトラ <1813> は復興関連株人気に乗り、３月２４日に２４３円の年初来高値を示現した。その後は調整場面だが、押し目買い流入で底堅い動きを続け、震災以前の５０円台を地相場とする展開とは一線を画す足取り。

　　今２０１２年３月期について営業利益１６億５０００万円（前期８６００万円）と大幅増益が見込まれている好業績が支えとなっている。また、ここへきて五洋建設 <1893> が大幅な増額修正に進むなど、復興需要が業績に反映され始めたことも支援材料になりそう。

　　今回の大震災に伴い幅広い地域で液状化現象に見舞われており、液状化対策でトップの同社の復興需要増に期待が大きい。震災に伴う需要はまだこれから出てくる段階。従って、今３月期よりは来２０１３年３月期の業績向上がより鮮明になりそう。

　　信用買い残は８月のピーク時の３０００万株台が直近では２２００万株台にまで減少、戻り待ちの売り物が薄れつつある。一方、売り方は居座りの状況が続き、信用倍率は２倍強のタイトな状態にある。１１月１１日に予定されている決算発表への注目度が高まりそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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