【銘柄診断】日本コンクリートの好業績は想定を上回る、11月11日の決算に注目

2011年10月24日 19:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日本コンクリート <5269> は復興関連株人気に乗り3月24日に315円と2007年以来の水準にまで買い進まれたものの、後援続かず、その後は一貫した下値切り下げのトレンド。思惑人気に乗り上値は付けたが、復興の遅れから業績の先行きに懸念が強まったことが下げのきっかけと思われる。

  しかし、今2012年3月期第1四半期は営業利益1億9100万円(前年同期比100万円)と、すこぶる好調だった。しかし既に見通しラインを上回っているにも関わらず9月中間決算の営業利益1億8000万円(前期比16.1%減益)予想は据え置かれた。第2四半期が赤字計上となる季節的修正も見当たらず、中間期増額は上振れ必至と思われる。

  そしてもう一つ注目すべきなのは、第1四半期は2.7%の減収だったこと。コスト削減の収益体質強化が進んでいることがうかがえる。第2四半期は5%の増収を見込んでいるだけに、利益の増額はかなり有力だろう。復興の思惑買い部分は完全に解消されただけに、11月11日の決算発表をきっかけに出直り色を強めることも想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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