ファーストリテイリングは渋谷・原宿などに続々大型店を計画

2011年10月12日 19:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

「ユニクロ」のファーストリテイリングは12日の大引け後、2011年8月期の決算を発表。連結売上高は前期比0.7%増の8203.5億円となり、営業利益は同12.1%減の1163.7億円に、純利益は同11.9%減の543.5億円になった。営業利益は前期まで過去最高を更新し、4期ぶりの減益となった。

「ユニクロ」のファーストリテイリングは12日の大引け後、2011年8月期の決算を発表。連結売上高は前期比0.7%増の8203.5億円となり、営業利益は同12.1%減の1163.7億円に、純利益は同11.9%減の543.5億円になった。営業利益は前期まで過去最高を更新し、4期ぶりの減益となった。[写真拡大]

■8月決算は4期ぶり減益・今期は16%増益見込む

  「ユニクロ」のファーストリテイリング <9983> は12日の大引け後、2011年8月期の決算を発表。連結売上高は前期比0.7%増の8203.5億円となり、営業利益は同12.1%減の1163.7億円に、純利益は同11.9%減の543.5億円になった。営業利益は前期まで過去最高を更新し、4期ぶりの減益となった。

■1250坪~1500坪のグローバル旗艦店

  発表では、今期(2012年8月期)は、国内ユニクロ事業での既存店売上高を通期5.0%増の増収を想定。店舗数は、直営店24店舗の純増を見込み、期末店舗数はフランチャイズ店を含み、868店舗となる予想。2012年3月には銀座にグローバル旗艦店(1500坪)、同年秋には新宿にグローバル旗艦店(1250坪)をオープンする予定で、今後も渋谷、原宿、上野、池袋といった都心の主要ポイントにグローバル旗艦店の開発を進めていく計画。

  海外ユニクロ事業では、107店舗の店舗数の純増を見込んでおり、海外ユニクロの店舗網は288店舗まで拡大を予定。各エリアの主要都市にグローバル旗艦店をオープンし、2011年10月の北京とニューヨーク5番街に続き、11月にはソウルにグローバル旗艦店をオープンする。海外事業の売上高は1600億円(前期対比で70.7%増)、営業利益170億円(同89.9%増)と大幅な増収増益が続くことを予想する。

  連結業績予想は、売上高を17.6%増の9650億円、営業利益は16.4%増の1355億円、純利益は30.6%増の710億円とし、予想1株利益は697円34銭とした。

■株価は「デッドクロス」後に注目

  12日の株価は小幅安となり、後場1万3250円(390円安)まで下押し、終値は1万3270円(370円安)。傾向的には、8月の高値1万5080円を境になだらかな右肩下がりのもみ合い相場となっており、25日移動平均と75日移動平均の「デッドクロス」(下向きの交差)が接近。セオリーでは、デッドクロスによって右肩下がりの定着が確認され、しばらくは下降トレンドということになる。

  ただ、相場では、デッドクロスのあと一時的なリバウンド・自律反騰に転じるケースも少なくなく、ファーストリテイリングは1万4000円台前半への反騰程度は視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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