【注目の決算発表】富士エレクは2Q業績下ぶれ・減益着地で利益確定売りが先行し急反落

2011年10月11日 17:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  富士エレクトロニクス <9883> は11日、46円安の1065円まで下げて41安の1070円と3営業日ぶりに急反落した。連休前の7日大引け後に発表した今2月期第2四半期(2Q)決算が、期初予想を下ぶれて減益転換したことを嫌い利益確定売りが先行した。

  2Q業績は、前年同期比0.4%増収、12%経常減益、24%純益減益となり、利益は期初予想を2億円強下ぶれた。売り上げは、東日本大震災の影響を回避するFA製造装置や計測器の企業の先行手当てで、カーナビなどの民生機器向けの減少をカバーして連続増収をキープしたが、利益は、大震災の影響による半導体市場のマイナス成長や円高が響き減益転換した。

  2月通期業績は、下期に車関連のリカバリー増産や新商流の獲得・新規案件の立ち上げを想定して期初予想を据え置き、純利益は24億円(前期比8%増)と続伸を見込んでいる。

  株価は、大震災発生でつけた年初来安値885円から下げ過ぎ訂正で1501円までリバウンド、今期業績の続伸予想で1303円の戻り高値をつけ、今期第1四半期業績の減益転換で1000円台を試す下値固めが続いた。再度の下値確認が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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