【話題株】みらかHDは米病理検査会社買収で財務負担を懸念し急反落

2011年10月7日 16:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  みらかホールディングス <4544> は7日、110円安の3230円まで下げて105円安の3235円と急反落した。6日大引け後に米国の病理検査会社、カリス・ダイアグノスティクス社(CDx、テキサス州)とその子会社・関連会社の事業の買収を発表、買収価格が580億円と巨額になることから財務負担懸念を強め利益確定売りが先行、10月4日につけた年初来高値3490円からの下げ幅を拡大した。

  CDx社は、年間売上高が2億700万ドル(約165億円)、営業利益が3400万ドル(約27億円)に達し、3700人超の外来診察医師に1日当たり3500人の患者の病理検査サービスを提供しており、みらかHDが海外進出戦略の一環としてCDx社を買収、日本の3倍強の市場規模があり成長が続いている米国の病理検査市場への拠点とする。

  買収期日は今年12月を予定、買収価格580億円は、手元資金の一部を充当するとともに、国内大手銀行から総額500億円を上限として借り入れて賄う。

  株価は、東日本大震災発生で年初来安値2566円まで突っ込んだが、今3月期純利益が2期ぶりに過去最高を更新することなどから3000円台を回復し、低PER修正や薄めながら売り長で逆日歩のつく信用好需給主導で高値まで買い進まれた。強弱感の対立のなか適正株価を探ろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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