【近況リポート】ミルボンの第3Q業績は高評価呼ぶ新商品とヘアケア用剤・染毛剤が売上増

2011年10月5日 13:13

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■海外市場、日本独自の美容技術・製品に注目が集まる!

  ミルボン <4919> の第3四半期連結業績は、依然として厳しい環境下、前年同期に比べ増収となったが、販管費が新製品の販売促進費用、人件費の増加で前期を上回り営業利益が微減となった。なお、特別損失に投資有価証券評価損、資産除去債務損失などを計上した。

  売上高14,900百万円(前年同期比3.9%増)、営業利益2,749百万円(同0.8%減)、経常利益2,561百万円(同1.5%減)、四半期純利益1,469百万円(同3.5%減)。

  期中同社グループは、ヘアデザイナーの美容技術をサポートし、サロンメニューの質を高める実践アイテムとして、サロントリートメントを中心としたヘアケア製品や、プロならではのサロンカラーに重点を置いた提案活動を展開した。海外子会社の状況は、米国市場では、日本独自のサロントリートメントメニューと、ツヤ感重視の新ストレートパーマメニューが注目を集めている。中国市場では、日本のヘアスタイルがトレンドに敏感な中国女性の間で流行しており、日本発信の美容技術や製品に対する期待感が高まっている。また、韓国市場でも、カラーブームを背景に地域の優良・大型サロンからの教育支援の引き合いが急増した。

■新製品投入で業界を大きくリードするミルボン

  連結部門別売上高は、ヘアケア用剤(7,467百万円)、染毛剤(5,880百万円)が増加し、パーマネントウェーブ用剤・その他(1,551百万円)の減少をカバーし全体として増収(555百万円)となった。

  部門別動向:ヘアケア用剤・・髪の傷みを修復するサロントリートメントメニューを中心に、業界全体として微増に留まったと思われるが、「ディーセス ノイドゥーエ」「ディーセス リンケージ ミュー」(2月発売)、くせ毛対応ヘアケア「フィエーリ」(4月発売)を中心に順調であった。また、9月に発売した、新スタイリング剤「ニゼル ドレシアコレクション ワックスシリーズ」の市場評価も徐々に高上し前年同期売上高を上回った。

  染毛剤・・業界全体としては微減と見られているが、3月・9月発売の「オルディーブ追加色(スモーキーライン、シアーライン)」を、シーズンカラー(季節に合わせた流行色)として提案したことが高く評価され、ファッションカラー剤(おしゃれ染め)全体の売り上げを大幅に押し上げ、さらに、新グレイカラー剤(白髪染め)「オルディーブ ボーテ」(7月発売)が、グレイカラー剤全体を牽引し、前年同期売上高を上回った。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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