【株価診断】年初来高値目前でモミ合うOLC、上期入園者減少は織り込み済み

2011年10月4日 17:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  「入場者速報」発表のオリエンタルランド(OLC) <4661> の4日(火)終値は40円安の8210円、安値は8170円まであった。

  3日(月)、16時に「東京ディズニーランド、東京ディズニーシー2011年度上半期入園者数」を公表。両テーマパーク合計の今年4~9月上半期の入園者数は1073万9000人で前年同期比17.1%減少、人数で221万5000人減少した。

  しかし、マーケットはそれほど悲観的には受け取っていない。「3月の東日本大震災と東京電力の福島原発の放射能漏れ等の影響によるため。しかし、予想されていたことであり株価には織り込んでいる」(中堅証券)。実際、株価は3月の安値6000円から、去る、9月30日につけた戻り高値8290円まで38.1%値上がっている。

  ただ、チャートのポイントは年初来高値8320円(3月10日)に急接近となっていること。高値を更新して上値を目指すには新しい手がかり材料は欲しい。あるいは、復興をテーマとした内需関連株相場が本格的に盛り上がることだろう。

  マーケットでは、「幸い、放射能問題は峠を越えつつある。今後、被災地での復興が進めば、ホッと一息でディズニーランドへ出掛ける気持ちにもなるだろう。オリエンタルランド株が活躍することは復興を象徴することでもある。1万円相場は期待できるのではないか」(同)との期待声だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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