【注目の決算発表】ナガイレーベンは最高純益を連続更新も利益確定売りで反落

　　ナガイレーベン <7447> は３日、６５円安の１１１５円まで下げて２４円安の１１５６円と５営業日ぶりに反落した。前週末３０日大引け後に８月期決算を発表、前期は、期初予想をやや上ぶれて連続の過去最高純利益で着地し、今期も続伸を見込んだが、９月９日につけた株式分割の権利落ち後高値１２００円で利益確定売りが先行した。

　　前期業績は、前々期比３％増収、７％経常増益、６％純益増益と続伸した。主力のヘルスケアウェアが、新商品群への引き合い増で中部日本以西で新規需要を獲得し、手術ウェア、患者ウェアの周辺商品も続伸、東日本大震災に伴う計画停電の生産への影響も限定的にとどまり、原材料価格と海外工賃の上昇はあったものの、円高メリットと海外への生産シフトで売上高原価率が低下し連続最高純益につながった。今期も、中部、西日本でのシェアアップを引き続き進めるとともに、新商品群を拡販して続伸、純利益は２６億６００万円（前期比４％増）と見込んでいる。

　　株価は、１対２の株式分割の権利をスンナリ落として１２００円を高値に１００円幅の小幅ボックス往来をしているが、ＰＥＲ１４倍台、ＰＢＲ０．６倍、配当利回りは３．１％と割安である。下値からの内需株人気再燃をサポートしよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

【関連記事・情報】
・常磐興産は２０４日ぶり営業再開も材料出尽し感で小動き（2011/10/03）
・【相場展望】７日の米９月雇用統計を控えて様子見ムードだがドル・円相場の流れに注目（2011/10/02）
・電子書籍関連銘柄特集（２）＝電子書籍本格普及へのカギは？（2011/05/10）
・【太陽光発電関連特集１】電力会社からの送電依存度を減らす小規模分散型電源（2011/07/20）