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【話題株】カシオ計算機はニコンの「侵略」懸念にも底堅く本日は高値引け
■デジカメはニッチ機能などに国際評価
カシオ計算機 <6952> は27日、後場一段上値を追う相場となり、終値は本日高値の478円(20円高)。前日比で急反発となった。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数が1535(約92%)に達し、日経平均は高値引けの8609円95銭(235円82銭高)となった相場では当然との見方もあったが、このところの株価は9月13日の449円を安値に底堅い相場となっており、昨日、日経平均が年初来の安値を更新した相場でも下値の固さが目立っていた。
同社株には、前週、懸念材料が出現。ニコン <7731> が9月21日、いわゆるミラーレス1眼レフのデジタルカメラを発表し、本格1眼レフ、コンパクトカメラに続く第3のブランドでまず2機種を世界同時発売としたため、コンパクトデジカメ中心のカシオ計算機にとってはユーザー層を「侵略」される心配が広がった。ただ、株価の反応は翌22日も底堅く4円安の467円にとどまり、その後も13日の安値を保って底堅い動きとなった。
同社のデジカメは国際的にもニッチ(透き間)の機能を中心に評価が高く、8月下旬、欧州の写真・AV機器などの専門誌業界が主催する「EISAアワード2011/2012」で、コンパクトデジカメ「EXILIM(エクシリム)」のフラッグシップ機種が「ヨーロピアン・トラベル・コンパクトカメラ」に選定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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