関連記事
清水建設は純木造建築の明治神宮外拝殿を伝統技術の粋を結集して耐震補強

清水建設と木内修建築設計事務所(木内事務所)は、純木造建築である明治神宮外拝殿の耐震性能の向上を目的に、各時代の伝統木造技術の粋を結集して、鉄骨補強等に頼ることなく外観を一切変えずに耐震補強する改修工事に挑んでいる。[写真拡大]
■外観を変えず、震度7クラスの大地震に耐えうる構造性能を付加
清水建設 <1803> と木内修建築設計事務所(木内事務所)は、純木造建築である明治神宮外拝殿の耐震性能の向上を目的に、各時代の伝統木造技術の粋を結集して、鉄骨補強等に頼ることなく外観を一切変えずに耐震補強する改修工事に挑んでいる。すでに屋根裏を補強する1期工事を終了しており、6月中旬に着手した2期工事では、耐震補強のハイライトとなる長押(なげし)の補強を行っている。
昨年鎮座90年を迎えた明治神宮では、境内の建築物の整備計画を進めている。木内事務所は21年4月に、明治神宮から外拝殿の耐震性能調査の依頼を受けて現地調査を実施。外拝殿を永きに亘って後世に残していくためには、今後、遭遇する可能性が高い震度7程度の最大級の地震に耐えうる構造性能の付加が必要という結論に達した。
外拝殿は、昭和33年(1958年)に再建され、築後50年以上が経過したものの、純木造建築の立派なたたずまいを見せている。そこで、外観を一切変えないことを耐震改修の大前提とし、伝統的な木造技術による補強だけで、現代の補強金物を使わない耐震改修提案を行った。提案の概要は、化粧材として使われている木材を構造材に改めること、視界に入らない場所に板壁による耐震壁を設けること、小屋組の水平構面(屋根裏の水平部材)を斜材で緊結することなどにより、外拝殿全体を一体の構造にして地震力を負担させる、というもの。具体的な耐震補強部位は、外拝殿上部より小屋組、小壁、長押、腰壁。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・ミクシィはネイキッドテクノロジーの全株式を取得(2011/09/25)
・J:COMと東急電鉄が横浜ケーブルビジョン株式を共同取得(2011/09/25)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2011/06/08)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
