日本写真印刷は営業・経常・純利益とも赤字に修正

2011年9月18日 13:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■構造改革強化に向け特損など積む

  日本写真印刷 <7915> は6日の大引け後、業績予想の見直しを発表し、3月通期の連結営業利益は3億円の黒字から110億円の赤字に修正、純利益も2.5億円の黒字から270億円の赤字に見直した。主力市場のパソコン多携帯電話などで製品需要の急激な変動や低価格化が進み、受注状況が悪化。構造改革強化に向け、特別損失約112億円などを第2四半期に計上するとした。配当見込みは、9月中間配・3月期末配とも見送るとした。

■急落ならリバウンド狙う投機妙味も

  株価は7月下旬の1500円前後から日経平均と連動するような下げ相場となり、9月6日の1020円、12日の1022円で下げ止まり、下値もみあい。16日は出直り、終値は1111円(76円高)だった。

  この水準は2003年以来の安値水準のため、再び下値模索に入った場合、テクニカル的な下支えは実質的に見当たらず、新たな居どころを探って比較的大きな下値波乱の相場になる可能性がある。この点では、投機的なチャンスは増えるとみられ、急落後にありがちな大幅なリバウンドを狙い、成り行き買いを検討する向きもあるようだ。

  関連報道では、年度内をメドに、国内に9つある主要生産拠点の統廃合に向けた手続きに入り、人員削減を含めてグループ全体の構造改善を行なうと伝えられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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