【注目の決算発表】稲葉製作所は37%営業減益予想で観測報道値を大きく下回り反落

2011年9月14日 18:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  稲葉製作所 <3421> は14日、18円安の873円まで下げて6円安の885円と反落した。13日大引け後に7月期決算を発表、前期は、8月19日の上方修正通りに増益をキープしたが、今期は、9月2日の観測報道値を大きく下回り、営業利益が37%減益転換と予想したことが響き利益確定売りが先行した。

  前期業績は、前々期比3%増収、4%経常増益、35%純益減益となった。鋼製物置の需要増減に直結する新設戸建住宅着工戸数が低水準で推移し、オフィス家具も、企業の設備投資抑制で需要が盛り上がらない厳しい経営環境が続いたが、多様な製品開発、機種拡充で販促活動を進めて生産性向上、業務改善を図り、原材料の鋼材価格の上昇も、製造原価の低減活動や販管費圧縮でカバーし連続増益となった。純利益は、減損損失、投資有価証券評価損の計上で減益転換した。

  今期業績は、新自転車置場、ゴミ保管庫などを開発して販売を増加させるが、業績自体は増収減益転換を予想、営業利益は3億円(前期比37%減)と観測報道値を2億円下回り、純利益は1億1000万円(同39%減)と続落する。

  株価は、前期第2四半期業績の下方修正に東日本大震災が重なって年初来安値658円まで急落し、7月に実施した立会外買付取引(買付価格976円)で同高値1001円まで底上げ、一転した前期業績の上方修正や業績観測報道、さらに物置への震災関連の保管特需思惑もオンして900円台固めと堅調に推移した。PER評価では超割高であり、PBRは0.4倍と下げ過ぎを示唆しているが、下値再確認が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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